Fire Engine

消防士→ITエンジニア→研究者

仕事力 = 能力の掛け算

 私は学生時代、化学と英語の2つをかなりの時間をかけて勉強しました。そのおかげでその2つに関しては、今でも自信を持っています。そんな私は今、プログラミングの勉強に多くの時間を割き、集中的に勉強をしています。今回は私が、プログラミングを本気で勉強しようというきっかけになった、人生を変えた動画を一人でも多くの方と共有したいと思い、記事を書きました。

 


たった一度の人生を変える勉強をしよう~藤原和博氏

 

 演者の藤原和博さんは教育改革などで非常に有名な方です。紹介した動画は70分くらいあり、終始圧倒される内容ですが、私の心に響いたのが47分あたりからの『稼ぎの本質とはなにか?』という話です。これだけ聞くとちょっとうさんくさいですよね?しかし、実際に聞いてみると、感銘を受けると思います。その内容を私なりの解釈で簡単にお話しします。

 私たちが稼ぎをアップしようと考えたときに、重要となるのが『希少性』、つまりその仕事の存在がどれだけ貴重かということです。そして、自分の希少性を高めようとしたときの重要な考え方が『能力を掛け算で考える』ということです。このことに関して私の例をもとにお話しします。

 私は大学・大学院で化学の研究に明け暮れ、その分野ではある程度貴重な存在になれたと思っています。例えば、それを100人に1人の存在であるとしましょう。そこからさらに自分の希少性を高めたいと考えた場合どうするのか。さらに化学を勉強をして1000分の1の存在になる? もっと違うアプローチがよいでしょう。それは、違う能力を掛け算するというアプローチです。例えば、英語をめちゃくちゃ勉強してそこで、100分の1の存在になれば、私は1万分の1の希少価値をもった人材になれる、そういう考え方を演者である藤原さんは伝えようとしています。確かに、めちゃくちゃ化学に詳しくてバリバリ研究できますよ、ほぼネイティブ並みに英語しゃべれますよ、っていうのはどちらもすごいけど、ネイティブ並みに英語がしゃべれる化学の研究者ってそれ以上に一気に価値もあがるし、仕事の幅も広がる気がしますよね?

 そして、さらに新たな100分の1の能力を掛け合わせれば100万分の1の存在になれる。藤原さんはこれを、二つの分野で地盤を固めつつ(左足・右足の軸足を固めつつ)もう一歩前に踏み出すと表現しています。私は、この話を聞いて、自分が勉強する分野を三つに絞りました。化学 × 英語 × IT で100万分の1の希少性をもった存在になりたい!そういう風に考えるとワクワクしませんか?正直、なれなくてもいいんです。それに向かって努力していたら、達成できなくてもそのプロセスで多くのことを学べますし、夢は大きければ大きいほどいいと思っています。

 私は、日頃から多くの本を読んだり、講演会の動画を見たりしています。しかし、自分の人生に大きく影響を与えるものに出会えるのって本当に貴重だと思います。その本を読む、もしくはその人の話を聞く、その前と後で考え方や行動が変わるなんて場面にはめったに出会えない。現在の世の中には、一生かかっても読みきれない本や動画が存在する中で、何を取捨選択するか。私は、少しでも自分の経験を伝えることで、限られた人生の時間をより有意義に過ごせるような手助けになれば、そんな思いがブログを書いている大きなモチベーションの一つです。これからも私の人生に影響を与えたものを紹介していきますので、よろしくお願いします!